ホームルーターの大きな利点は「工事不要だから引っ越しても持っていける」ことです。ただし、コンセントを挿せばどこでも使えるわけではありません。サービスによっては登録住所以外での利用が制限されており、手続きなしで使うとトラブルになります。
この記事では、引っ越し時の手続きの流れと、サービスごとの「場所の縛り」の違いを整理します。
「登録住所でのみ利用可」のサービスがある
ホームルーターは、利用場所に関して大きく2タイプに分かれます。
| タイプ | 内容 | 該当しやすいサービス |
|---|---|---|
| 登録住所での利用が条件 | 契約時に設置先住所を登録し、その住所でのみ利用できる。引っ越し時は住所変更手続きが必要 | ドコモ home 5G、ソフトバンクエアーなどキャリア系 |
| 利用場所の制限なし | サービスエリア内ならどこでも使える | WiMAX系 |
キャリア系のホームルーターが登録住所に縛られるのは、スマホと同じ回線を使う都合上、特定の場所で使う前提で設計されているためです。これを理解しておけば、「住所変更なしで持っていって使えなかった」という失敗を防げます。
引っ越し時の手続きの流れ
登録住所が条件のサービスの場合
- 引っ越し先がエリア内か確認する(公式のエリアマップで新住所を検索)
- 会員ページまたはサポートから設置先住所の変更手続きを行う
- 変更が反映される日を確認し、その日以降に新居で電源を入れる
- 新居で設置場所を複数試し、速度を確認する
住所変更はWeb上で数分で終わることが多いですが、反映までに日数がかかる場合や、回数・頻度に制限があるサービスもあります。引っ越し日が決まったら早めに手続きしてください。
利用場所の制限がないサービスの場合
WiMAXのように利用場所の制限がないサービスは、エリア内なら持っていくだけで使えます。ただし請求先住所の変更は必要なので、会員ページで住所を更新しておきましょう。引っ越しが多い人・単身赴任が想定される人にとっては、この自由度が大きな価値になります(単身赴任先のネット回線どうする?)。
- 登録住所に縛られず、引っ越し先や外出先にも持ち運べる
- au・UQモバイルのスマホとのセット割の対象
- 端末はモバイル型・据え置き型から選べる。届いた日から使える
- キャッシュバック型の窓口。受け取り手続きの条件は要確認
※最新の料金・キャンペーン・端末条件は公式サイトでご確認ください
引っ越し先が圏外・電波が弱かった場合
引っ越し先でエリア外や電波が弱いと分かった場合の選択肢は次の通りです。
- 設置場所を徹底的に変える(窓際・高所・部屋の反対側)。これで解決することが最も多い
- WiMAXならプラスエリアモードなど補助的な回線を試す(WiMAXが遅い時の対処法)
- 同じ会社の別サービスへの変更を相談する(例:ホームルーターから光回線へ)。解約金が免除・軽減される場合がある
- 解約して別回線へ。契約期間内なら解約金・端末残債が発生するため、費用を確認してから(ホームルーターの解約金・端末残債まとめ)
3については、サポートに「引っ越し先がエリア外」と伝えると案内されることがあるので、解約を決める前に必ず一度相談してください。
これから契約する人へ:引っ越し予定があるならここを見る
- 2〜3年以内に引っ越す可能性が高い → 利用場所の制限がないWiMAX系が安全
- 引っ越し先が決まっていて長く住む → スマホのキャリアに合わせて選べばOK(スマホのセット割でネット回線を選ぶ)
- 転勤の可能性がある → 契約期間の縛りと住所変更の条件の両方を確認
引っ越し当日からネットを使う段取りは引っ越し当日からネットを使う方法にまとめています。
まとめ
- キャリア系ホームルーターは「登録住所での利用」が条件のものが多い。引っ越し前に住所変更を
- WiMAX系は利用場所の制限がなく、持っていくだけで使える
- 引っ越し先が圏外なら、解約前に設置場所の変更・サービス変更の相談を
- 引っ越しの可能性が高い人は、契約時点で「場所の縛り」を確認しておく