WiMAXが遅い時、原因は大きく「設置環境」「電波エリア」「混雑」の3つに分かれます。順番に切り分ければ、改善できるのか・乗り換えるべきなのかが判断できます。

まず数字で現状把握

パソコンの通信速度が遅くて困る女性

fast.com昼と夜(21〜23時)の2回、いつも使う場所で測定してください。「常に遅い」のか「夜だけ遅い」のかで原因がほぼ分かれます。

改善策を効果順に試す

改善策をひらめいた女性

1. 設置場所を窓際・高い位置へ

WiMAXの電波(特に5G/ハイバンド)は障害物に弱く、窓際に置くだけで実測が数倍変わることがあります。金属棚の中・テレビの裏・床置きは最悪の置き方です。

2. WiMAX +5G「プラスエリアモード」を試す

対応機種なら、au網のプラチナバンドを使うプラスエリアモードに切り替えると、建物の奥でも電波が入りやすくなります。

プラスエリアモードは月間データ容量の上限(例: 30GB)があり、プランによってはオプション料金がかかります。常用ではなく「標準モードで入りが悪い時の切り札」として使ってください。超過すると速度制限がかかります。

3. 5GHz接続・有線接続

  • WiFi名末尾「5G」の方に接続(電波干渉に強い)
  • 据え置きで使うPC・ゲーム機はLANケーブルで直結

4. 端末の再起動

電源を抜いて1分。基地局のつかみ直しで改善する場合があります。

モバイルルーター型を家で使っている人は、クレードル(充電スタンド)経由の有線接続+窓際固定で「ほぼホームルーター」の安定性になります。

改善しない場合の切り分け

  • 昼も夜も遅い・圏外に近い → 電波エリアの問題。エリア確認の方法で自宅の対応状況を再確認
  • 夜だけ極端に遅い → 基地局の混雑。ユーザー側では改善不可

WiMAX +5Gなのに遅い・4Gより遅いと感じる理由

「5G対応のはずなのに、前の4G時代と変わらない(むしろ遅い)」という声はよくあります。主な理由は次の3つです。

  • そもそも5Gにつながっていない。5Gのエリアは基地局のある場所を中心に広がるため、住所が5Gエリア内でも、部屋の位置や向きによっては4Gでつながり続けます。端末の画面表示が「5G」になっているか確認してください
  • 5Gにつながっていても遅い場合がある。5Gには複数の周波数があり、届きやすさと速さは反比例します。遠くまで届く電波でつながっていると、表示は5Gでも速度は4Gと大差ないことがあります
  • 夜間の混雑。同じ基地局を使う人が増える時間帯は、5Gでも速度が落ちます

対処は前章と同じで、置き場所を変えて5G表示が安定する位置を探すのが最優先です。それでも改善しないなら、電波そのものが届いていない可能性が高く、次の乗り換えの検討に進みます。

圏外になる・電波が途切れる場合

頻繁に圏外表示が出るなら、置き場所の問題ではなくエリアの問題です。エリア確認の方法でピンポイント判定を行い、判定が「△」なら改善は期待しにくいと考えてください。契約書面を受け取ってから8日以内なら、初期契約解除制度で違約金なしでやめられます。

乗り換えの考え方

乗り換え先を比較するグラフ

WiMAXはau系電波です。自宅で入りが悪いなら、別の電波を使うホームルーター(ドコモ電波のhome 5G、ソフトバンク電波のエアー)で結果が変わる可能性があります。自宅でスマホの電波が強いキャリアが最大のヒントです(3社比較)。

乗り換え前の確認は2つ:

  1. 端末残債(36回分割の残り。仕組みはこちら)
  2. 乗り換え先の違約金負担キャンペーン(他社の解約費用を還元する事業者を選ぶと痛みを相殺できます)

根本的に速度が必要ならば、建物対応を確認のうえ光回線へ。

まとめ

  • まず窓際設置。次にプラスエリアモード(容量上限に注意)、5GHz・有線
  • 昼も遅いならエリア問題、夜だけなら混雑
  • 乗り換えは「別の電波のホームルーター」か光回線。残債と違約金負担キャンペーンを確認してから

置き場所のチェックリストはホームルーターの置き場所で速度は変わるに、ドコモの電波に乗り換える判断はWiMAXとhome 5Gどっちを選ぶ?にまとめています。

乗り換えを判断した人はWiMAXとhome 5Gの乗り換え手順、解約の進め方はWiMAXの解約手順と確認すべき4点にまとめています。