ホームルーターで一番多い失敗は「契約してから電波が弱いと分かった」です。エリア判定で○が出ても、部屋の中で同じ速度が出る保証はありません。
幸い、ホームルーターには「試してダメなら費用を抑えてやめられる」仕組みがいくつかあります。この記事では、お試しの手段3つの使い分けと、試す時に必ずやるべきチェックをまとめます。
お試しの手段は3種類
| 手段 | 仕組み | 費用の傾向 | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| 各社のお試しキャンペーン | 一定期間内の解約なら月額等が無料 | 事務手数料・返送料は自己負担のことが多い | 本命がすでに決まっている人 |
| 初期契約解除制度(8日ルール) | 法律に基づく契約解除。契約書面受領から8日以内 | 月額の日割り・手数料等は請求されうる | お試しキャンペーンがない窓口で契約する人 |
| 短期レンタルWiFi | 数日〜数週間だけ借りて電波を確認 | レンタル料(数千円程度〜) | 複数回線を比べたい・引っ越し前に確認したい人 |
1. 各社のお試しキャンペーン
WiMAX系プロバイダやキャリア直営窓口の一部には、一定期間内の解約なら月額などを無料にするキャンペーンがあります。期間は窓口ごとに異なり、8日ルールより長めに設定されていることが多いのが利点です。
注意点は「無料の範囲」です。月額は無料でも、事務手数料・返送料・端末返却の条件が付いていることがほとんどで、返却期限を過ぎると端末代が請求されます。返却手順と期限はカレンダーに登録してください。
2. 初期契約解除制度(8日ルール)
キャンペーンの有無にかかわらず、電気通信サービスには契約書面を受け取った日から8日以内なら事業者の合意なく解除できる制度があります。ただしこの制度は「無料キャンセル」ではなく、利用した分の料金や事務手数料が請求されることがあります。
手順・費用・注意点は初期契約解除制度の使い方に詳しくまとめています。8日はあっという間なので、端末が届いたその日にテストを始めるのが鉄則です。
3. 短期レンタルWiFi
「まだどの回線にするか決めていない」「引っ越し前に新居で試したい」場合は、数日〜数週間のレンタルが便利です。WiMAX系・キャリア系の端末をレンタルできる業者があり、契約前に実際の部屋で速度を測れます。
レンタル料は自己負担ですが、本契約後に解約金や端末残債で数万円失うリスクと比べれば安い保険です(1年だけ・数ヶ月だけ使いたい人のネット回線)。
試用期間中に必ずやる4つのチェック
お試し期間があっても「なんとなく使えた」で終わらせると意味がありません。次の4点を確認してください。
1. 設置場所を3ヶ所以上試す
窓際・高い位置・部屋の反対側など、最低3ヶ所で速度を測ります。ホームルーターは設置場所で速度が倍以上変わることがあります(WiMAX・ホームルーターの対応エリア確認方法)。
2. 夜間(21〜23時台)に測る
昼間は速くても、混雑時間帯に大きく落ちるケースがあります。平日の夜に最低2回は測ってください。
3. 実際の用途で使う
速度テストの数字より、Web会議・動画・ゲームなど自分の主用途を実際にやってみる方が判断を誤りません。Web会議は相手に「映像・音声が乱れていないか」を聞くのが確実です。
4. 解約の期限・手順を初日に確認する
いつまでに・どこに連絡し・端末をどう返すかを、試用開始日に確認してカレンダーに入れる。期限を1日でも過ぎると通常契約に移行します。
本命の回線別:お試しの考え方
- WiMAX: 回線はプロバイダ共通なので、お試しキャンペーンの条件が良い窓口で試し、その窓口が料金面でも納得できるならそのまま継続するのが効率的(WiMAXはどのプロバイダで契約すべき?)
- ドコモ home 5G / ソフトバンクエアー: お試しキャンペーンがない場合は8日ルールが頼り。端末到着日からすぐテストを始める
- エリア判定が△の地域: まずレンタルで確認し、問題なければ本契約。判定○でも低層階・窓の少ない部屋は同様に慎重に
- 登録住所に縛られず、引っ越し先や外出先にも持ち運べる
- au・UQモバイルのスマホとのセット割の対象
- 端末はモバイル型・据え置き型から選べる。届いた日から使える
- キャッシュバック型の窓口。受け取り手続きの条件は要確認
※最新の料金・キャンペーン・端末条件は公式サイトでご確認ください
まとめ
- お試し手段は「各社キャンペーン」「8日ルール」「短期レンタル」の3つ。費用の範囲が違う
- 「無料」の中身(事務手数料・返送料・端末返却)を申込前に確認する
- 試用中は設置場所3ヶ所・夜間・実用途・解約期限の4点を必ずチェック
- 8日ルールは短い。端末到着日からテストを始める